雨の訪問者 [DVD] 通販

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雨の訪問者 [DVD]

雨の訪問者 [DVD]
  • 雨の訪問者 [DVD]
  • セルジュ・シルベルマン
  • 紀伊國屋書店
  • DVD
  • Color
  • リージョン 2
  • 売り上げランキング カテゴリ中 18117位
  • オススメ度:
  • DVD (2009-05-30)
  • 定価¥ 5,040(税込)
  • 価格:¥ 4,032(税込)  20%OFF
  • 在庫あり。

アマゾンカスタマーレビュー

70年代ルネ・クレマン監督の暴力の美学、そしてヨーロッパ時代のブロンソンの傑作

ヨーロッパ時代のチャールズ・ブロンソンの作品はレベルが高い。そんな中でもこの作品はNo.1といっても過言ではない。そして70年代にルネ・クレマン監督はサスペンスに傾倒するが彼の70年代の傑作がこの作品だ。
この作品はルネ・クレマンの暴力の美学を表現した作品。暴力の美学といってもサム・ペキンパーのようなリアルで強烈な暴力ではない。雨のなか町訪れる男が女(マルレーヌ・ジョベール)を襲う時の暴力そしてその反撃、殺人事件を捜査する謎の男(ブロンソン)が女を守るために振るう暴力をスタイリッシュに描いている。それがルネ・クレマンの暴力の美学なのだろう。この暴力表現に加え、謎を少しずつ紐解いていく過程がなんともいえない魅力がある。
それは、子供っぽい顔のマルレーヌ・ジョベールのミニスカート・ファッションで現されるエロティシズムや筋肉質なブロンソンの殺人事件に対する冷徹な推理という肉体的な魅力が映画のなかで描かれる暴力を美学に変えているようでもある。
また、常に謎かけのようなブロンソンのジョベールに対する問いかけ、そしてそれに応えるように大胆な行動をするようになるジョベール。この二人の織り成す関係も独特な雰囲気を醸し出す。決して派手なアクションはないが二人の男女が作り出す雰囲気は、もはや今のハリウッド作品では描けない魅力を醸し出す作品といえる。
フランシス・レイの抑えた楽曲は雨のオープニングにもピッタリで最高。70年代を代表するフランス映画といっても過言ではないだろう。

このDVDはPAL原版とちゃんと表示してある。その点は某社の表示のないDVDとことなり親切。PAL原版であるためかもともと高いジョベールの声はチョット高すぎ(いわゆる蝉声)耳につく感じがした。


待ちに待った作品!

昔、映画館で観て以来、テレビでも放映しないし、ビデオも発売されないので、観たくてたまらなかった作品です。
ルネ・クレマンの最高傑作と言っても過言ではないと思います。
また、テーマ曲がすばらしいです。
音楽を聴くだけでも、価値ありの作品です。

明るかったあの時代

1970年の春に春がいっぱいやってきた。変な表現であるが、この年、大阪千里丘で万博が始まった。我が家があった駅も快速が臨時停車することになり、そこからバスが万博会場までピストン運転され、とたんに駅の利用客がびっくりするほど増えた。春ということで明るい雰囲気ムンムンで、楽しそうな明るい時代が・・。この年、晴れて浪人から大学生になり僕としても「春」が来た。その3月の中旬に買った週刊誌の映画紹介にこの「雨の訪問者」の紹介がなされていた。大学生になったらいっぱい映画を見よう・・と思っていた矢先の記事で、監督もいいし、なんとなくミステリアスやし・・こりゃ良さそう・・と直感的に思った。その直感のとおり、映画もテーマ曲も大ヒットし、さらにブロンソンは男性化粧品の宣伝で大化けする。潰れかかっていた化粧品会社が復活するというおまけつきで・・・。チャールズ・ブロンソンのお相手役のマルレーヌ・ジョベールは、007のカジノ・ロワイヤルのエヴァ・グリーンのお母さんであります。年いきますなあ。そりゃもう40年近く前の話ですから。でもあの時の春は実に楽しそうな春だった。

可愛い女とタフな男と

チャールズブロンソンのファンでもそうでない人もきっと気に入る映画だと思います。私はこの映画はテレビで見ただけですが、出来れば映画館で見たい映画でした。マルレーヌジョベールが演じる可愛い女の子とチャールズブロンソン演じる謎の男の組合わせが絶妙です。音楽をフランシスレイが書いていてムードを盛り上げます。そしてあのユーモラスでちょっとほろりとするラストシーンがすてきです。チャールズブロンソンってうまい俳優なのねえって思いました。

ミステリアスなムードが魅力です!!

 映画のオープニング、雨の中を走るバスの映像にルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の一節(井戸に落ちたアリスの場面)がオーバーラップされる。この映画の暴行・殺人に巻き込まれ怪しげな登場人物たちの中で訳のわからぬまま真相に近づいていくヒロインの姿が、まさに不思議の世界に翻弄されるアリスのよう。エナメルの白いレインコートにキャップ、また白の丈の短い白いワンピースという衣装もまた、人妻という設定でありながら、少女っぽい雰囲気を感じさせる。そしてなんといってもヒロインを演じるマルレーヌ・ジョベールのコケティッシュな魅力!!この映画の見どころは、ミステリアスな出来事やサスペンスシーンでの彼女のリアクション演技にあると思う。

 それにしても母親、副操縦士の夫、ブティックの女店員(ジル・アイアランドです)といい、彼女のまわりはみんな怪しい奴ばかり。そして謎めいた男ブロンソン、最高です!!ジョベールとブロンソンの惹かれあっているような、ないような不思議な関係、男と女という違いはありますが同じセバスチャン・ジャプリゾ脚本の「さらば友よ」でのドロンとブロンソンをなんとなく思い出させる。胡桃の占い?によるとジョベールはずっと愛を感じていて、ブロンソンは最後に気がついたということなのかな・・・。ヒロインが子供のとき母親の浮気を目撃して父親が家出したというトラウマもブロンソンに惹かれていく心情を暗示しているようにも思う。

 ストーリーは、ちょっと混み入り過ぎていて、よくわからないところがある。ルネ・クレマンの演出もムード重視で、あまり説明してくれない。でもそこがまた70年代のフランス映画らしい魅力でもある。ストーリーよりも謎に翻弄されるヒロインの姿、ジョベールとブロンソンの魅力、ジャプリゾとクレマンによるミステリアスなムードを楽しむべき映画なのだと思う。二人がワルツを踊るシーンで流れるフランシス・レイの音楽が美しく有名なメロディ。ところでフランスでは、メランコリーという名前の女の子がいるのでしょうか?

 このDVD、予告編も何も付いていません。大塚周夫さんの吹き替えは欲しかったなと思います。HDリマスターということで映像は、まあきれいです(目をみはるほどではありませんが・・・)。