
Disk1
圧巻は小澤のシンフォニックダンス
ガーシュウィンのほうは、他にも優れた演奏があると思うので、特別にすばらしいとは思わない。たとえばプレヴィンやバーンスタイン、それにオーマンディの演奏のほうが個人的にはいいと思う。
が、このCDで聴くべきは、小澤征爾によるバーンスタインの『ウェストサイド物語』からの『シンフォニック・ダンス』だと思う。
70年代、小澤がサンフランシスコ響の監督をしている頃に録音されたものなのだが、とにかく若々しく抜群にキレのいい演奏が聴ける。この演奏はバーンスタインの自作自演よりも「かっこいい」。抜群のリズム感を誇る小澤の面目躍如といったところではないだろうか? 圧巻はマンボ。最近話題になっている南米出身の若手の指揮者のお祭りのような演奏も悪くはないのだが、小澤の演奏は単なる祭りでは終わらない。「ダンス」以外の何ものでもない、もちろん方向性は違うのだが、ストラヴィンスキーのバレエ音楽を聴いているときのような高揚感を味わえる。
先にも書いたようにガーシュウィンは残念ながら平凡。しかし、『シンフォニック・ダンス』のためだけにも持っていて損はないと思う。
無難に良かった
ラプソディ・イン・ブルーもパリのアメリカ人も、無難に良かったと思う。安いし、気軽に買っても損はしないと思います。
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