R.シュトラウス:アルプス交響曲 通販

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R.シュトラウス:アルプス交響曲

R.シュトラウス:アルプス交響曲
  • R.シュトラウス:アルプス交響曲
  • ケンペ(ルドルフ)
  • EMIミュージック・ジャパン
  • CD
  • 売り上げランキング カテゴリ中 12325位
  • オススメ度:
  • Music (2004-12-08)
  • 定価¥ 1,300(税込)
  • 価格:¥ 1,300(税込)
  • 在庫あり。

Disk1

  1. アルプス交響曲op.64
  2. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28

アマゾンカスタマーレビュー

正統っ!

 同曲は、ズビン・メータあたりの演奏が最も基本だと勘違い?していたが、このケンペのアルペンを聴いた後では、メータ盤はアメリカナイズされたドイツ音楽に聴こえる。なにより、ケンペで聴くまでは、R・シュトラウスの管弦楽曲を、エンターテイメント音楽だと思い込んでいたことを、如実に実感してしまった次第。
 ケンペのような指揮者の印象を言葉で言い表わすと『堅実』『渋い』などと言う表現になるが、それは所謂「個性のない解釈」という意味とは似て非なるものであり、ドイツ音楽の純然たる基本がここの集約されていると言って過言ではない。

自然な演奏、美しく爽やかなアルプス

カラヤン、ムラヴィンスキー、とお気に入りですが
これもまたいいですね。

”アルペン”の演奏は好みがけっこう分れると思いますが
ケンペのものは 
『爽やかさ』『のどかさ』の部分ではとても自然な演奏でその点では他の演奏と比べると群を抜いているのではないかと感じました。
総じて全体的に演出性が少なく各主題一つ一つ丁寧にかつ自然に奏でている感じです。
例えると
”登山好きな人がアルプスの大自然を満喫しながら登っている”という感じです。

なんといっても「山の牧場」、これが一番お気に入りです。
カウベルのカランカランという音。
演奏上、ごく当たり前ですが
いかにも ”のどかな牧場のシーンですよぉ、カウベルが鳴ってますよ〜” 
 といった風に感じるものが多いようですが この鳴らし方が驚くほど自然。

この盤のカウベルの鳴らし方が凄い!あまりに鳴らし方が自然なんです。
自分が今 牧草地にいて横にカウベルをつけた牛がウロウロいるようで。
これ、本当にイイです!
普段ならいいなぁと聴いていて気持ちいいだけの部分ですが
ここがとても気になり気に入るのはこの盤だけ。

よって私には
”アルプス一番”は決めにくいです、そのときの精神状態で変わりそうです。

アルプス交響曲の手本

LP発売と同時に買った最初のアルプス交響曲。
演奏の素晴らしさはもちろんだが、
当時のジャケットは見開きでアルプスの風景。
写真を観ながら鑑賞してました。
ルドルフ・ケンペのR.シュトラウスはどれも名演です。

R・シュトラウスの大家が正統的解釈で描き出す、「アルプス交響曲」の決定的名盤

R・シュトラウスは、オーケストレーションの達人であり、「音楽によって描写できない情景はない」と豪語していたそうなのだが、さしずめ、この「アルプス交響曲」などは、そんな彼の卓越した情景描写力が最も端的に発揮された名曲といっていいだろう。特に、その情景が眼に浮かんでくるような、「夜」、「日の出」、「滝」、「頂上にて」、「雷雨と嵐、下山」の情景描写の巧さは、圧巻だ。 

この曲の演奏では、ケンペ指揮ドレスデン国立管盤(1971年)、カラヤン指揮ベルリン・フィル盤(1980年)、プレヴィン指揮ウィーン・フィル盤(1989年)といった、各時代を代表する名盤が、専門家筋の高い評価を受けている。 

そのうち、ケンペの演奏には、カラヤンやプレヴィンの演奏に感じるような過度とも思える繊細さはなく、全体的に大らかで、オーケストラをまろやかに程よく鳴らしており、私は、ケンペの解釈が、雄大なアルプスの一日の情景を描写した「アルプス交響曲」には、最もふさわしいと思う。この新盤は、手持ちの旧盤と比べると、ダイナミック・レンジが広がり、音も分厚くなっているようだ。 

カラヤンは、非常に自己顕示欲の強い人であり、私は、そんなカラヤンの芸術性はあまり評価していないのだが、それでも、こうした描写音楽での、聴かせどころを心得た曲作りの巧さは、認めざるを得ないと思う。ただ、プレヴィンほどではないが、雄大さよりは、繊細な表現に重きを置いた演奏であり、私には、今一つ物足りなく聴こえる。 

プレヴィンは、ウィーン・フィルの美音を生かした、いかにもプレヴィンらしい、繊細で美しい音楽を作っているのだが、雄大なアルプスの描写音楽としては、明らかに迫力不足であり、オーケストラの鳴りの悪さに、欲求不満を起こしてしまうところがある。専門家筋には非常に高い評価を受けている演奏ではあるのだが、私は、こぢんまりとまとまり過ぎていると思う。

音楽は音を楽しむものだ。テツガクではなく。

シュトラウスの管弦楽曲はベートーヴェンやマーラーのように苦悩に満ちた音楽が偉大なのだという評論家たちや音楽史家の言葉を信じて(?)聞いてはこなかったが最近いろいろ聴いてみてその考え方を改めた。

確かに深刻さにかけるがそれに変わる愉しさがありこの音の色彩感はマーラーとも別のもの。ロマン的なモーツァルトに対する乾いたハイドン。ハイドンにも似て人生にゆとりを持って生きた人の作品はもっと大人の芸術なのだろう。だれもが若者の感じる苦悩を40代50代までもちつづける必要はない。深みとは何か?ソナタ形式による激しい音のドラマの表現ばかりが音楽的な偉大さではない。

アルプス交響曲は交響曲と言うよりも巨大な交響詩だ。その音のドラマは映画音楽のように描写的なものだがドレスデンシュターツカペルレによる渋い音が作り出す映画的世界はすばらしい。音楽はテツガクである必要はない。ここには純粋な音による快楽がある。この名演はそんなシュトラウスの世界を体験させてくれる。