夜がまた来る デラックス版 [DVD] 通販

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夜がまた来る デラックス版 [DVD]

夜がまた来る デラックス版 [DVD]

   石井隆監督が自ら語るように、彼の作品における主演女優(その大半が名美という役名である)は、撮影という名の下に地獄巡りを経験する。ヌードになり雨にさらされ、強姦されきわどいセリフを喋らされ、リンチを受け麻薬中毒の演技をさせられる。それでも石井作品出演を望む女優たちが後を絶たないのは、その地獄のような撮影を通して語られる、濃密な男女の愛憎劇が女優たちを輝かせるからだ。
 『夜がまた来る』の名美=夏川結衣もまた、麻薬Gメンであった夫を殺され、その復讐を晴らすために暴力と欲望が支配する闇社会へと身を投じる。彼女をかばい続ける村木と共に、心身ともに傷だらけになりながら、夫の仇である暴力団組長を葬り去る。しかしその後に明かされる意外な真実。情念の化身と化した夏川の身体を張った熱演を通して、石井監督は現代における愛の寓話を表現したかったのではないだろうか。(斉藤守彦)

アマゾンカスタマーレビュー

まあ、ほとんど裸に関するレビューですが…

序盤は最悪でした。ベタなやくざ映画みたいで。
とにかく全てが暗いし、完全に失敗したと思いました。
でも中盤から…具体的に言うと根津仁八が夏川結衣を連れて逃げたあたりから、
それなりに見れるストーリーにはなってきたし、
最後はそれなりに大きなオチもついてて、
結果は星3つくらいにはできるように思える映画でした。
とても内容は、クライマックスまで含めて暗い映画ですけどね。

あと、これは夏川結衣氏が裸になってるというので有名な映画で、
それをメインの目的に視聴をする人も多いそうなので、その点を詳しく書きます。
裸といっても、当然ながらVシネマではないので、
そんなに裸のシーンが多過ぎるわけでもありません。(ただ、少な過ぎもしません)

そしてSEX等の裸のシーンも、ある時は画面の色使いでボヤかしていたり、
衣服はちゃんと腰回りに残して下半身の局部は決して見えないようになっています。
当然、ヘアーは皆無です。また、真後ろからのお尻のカットすらもありません。
あるのは、横側からの下半身全裸アップのカット(お尻の割れ目も見える)がたった一ヶ所と、
あとは全体的に乳房だけのシーンがほとんどです。
その乳房にしても、横側から見えるカットが非常に多く、
真正面からちゃんと二つの乳房が見えるシーンはかなり少なめです。
ですので、今は脱がない有名女優の貴重映像!的な目的で見るのなら、
「そんなに大した裸が見られる映画ではありません」とレビューします。
ヌードシーンだけを目的で見るならば、
星は1つみたいな出来だと思いますので、是非参考にしてください。

夏川結衣の美しさにくぎ付けになります

私は、レンタルビデオショップで本作品を既に3回、借りて見ている。

夏川結衣が好きだということもあるが、夏川結衣のような清潔感のある女性が奈落の底に突き落とされる激しいギャップに心踊らされる。
たしかに、今後、成長が見込まれる女優に汚れ役を演じさせる必要があるのか?という疑問も出てくるだろう。

しかし、夏川結衣は、飛躍するための代償として「夜がまた来る」を選んだのだ。
最近のドラマでの彼女の活躍を見るたびに、本作品の狂気の演技が思い起こされ、本当にあれは夏川結衣だったのか?と再確認をしたくなるのだ。

AV女優にこの役を演じさせれば、なんとなくそういうものか、と落ち着いて見ることもできるだろう。しかし、石井監督は聴衆が落ち着いて見ることを許さなかったのだ。

この作品に出演したことは夏川結衣にとって意義のあるものであった、と私は思うし、また、近いうちに一人でこっそり鑑賞を楽しむつもりである。

夜がまた来る、何連れて。

『殺されて 生まれ変わって また死んで 思い出連れて 夜がまた来る』

フェミニズム映画

エグすぎる暴力描写とレイプシーン。
生理的に嫌われるタイプの映画ですが、
これほどフェミニンで感傷的な作品はないでしょう。
どれだけ穢されても、絶対に犯せない名美(夏川結衣)の魂。
美しすぎるその姿に、ただただ自らの全てを捧げることしかできない村木(根津甚八)。異常なまでに会長(寺田農)を慕う柴田(椎名桔平)は極めてファロサントリック(≒精神的な男色家)な青年に描かれているし。
“男と女の間には深くて長い河がある”
越えられない女と男(「男と女」ではなくて)の間の深くて長い河・・・。
その台詞、描写の一つ一つが哀しく、美しい。
極めて女性的で繊細、そして虚無的な映画だと思います。

“BLUE”の色彩感覚の中で炸裂する情念の世界。

 行き着く処まで堕ちていかざるを得ない男女の“愛”の深淵と隔絶を描いて、一部でカルト的な人気を誇る石井隆の、お馴染み「名美」シリーズ。今回は、愛した男の“復讐”の為ひたすら堕ちていく女と、彼女への愛を貫き、自己の“贖罪”に苦悩する男の情念の世界が、溢れんばかりの“BLUE”の色彩感覚の中、ねっとりと展開する。当初はVシネマとしてヴィデオとして製作される予定だったものを、主演の夏川結衣の要望で、石井隆自ら前作「ヌードの夜」(傑作!)でサンダンス映画祭のコンペティション部門でグランプリに輝いた際の賞金を投げ出して35m/mの映画として撮り上げたという逸話が泣かせる。いかにも70年代を引きずっているようなへヴィな作品、他のレビューにもあるように、今日では受け入れ難い向きもあるようだが、激しさに満ちた極めて映画的な傑作と、30年近く日本映画を観続けてきた者として、断固支持しておきたい。女優として体当たり的演技を見せる夏川結衣が熱演。「ラブホテル」以来の速水典子&寺田 農の共演の他いつもの石井組常連の俳優たちに混じって、高橋 明&宮下順子の70年代隆盛を極めた日活ロマン・ポルノの名優たちが顔を見せているのも懐かしい。