
ずっと保存しておきたい本
単なるメイキングではない。倉本聰が「風のガーデン」で伝えたかったメッセージ。
それは、「人間が最期に還る場所は、やはり家族の中ではないか」ということだ。
だが「家族」だけではなく「ふるさと」も家族の一員のように扱われる。
「生と死」」という重いテーマを倉本氏自身がどう扱ったか、
それを俳優陣、スタッフがどう映像化していったか――
たんなる裏話、メイキングを越えたものがある。
スタッフも俳優陣も、まさに「熱い思い」でこの作品に取り組んだ。
それぞれが「生きること、死ぬことの意味」を考えながら……。
そのことがストレートに伝わってくる。
ずっと保存しておきたい本だ。
「あとがきに代えて」で語られる、緒形拳への哀悼の言葉が胸に突き刺さる。
番組外でも色々と考えさせられます
若干のネタバレも含むので番組終了後に読んだ方が良いかもしれませんが…。
番組制作の裏話というよりは、作品内で語られた要素についてより深く突っ込んだ話がなされています。
ガーデニング協力の上野砂由紀さんや医療指導の麻酔やターミナルケアの先生の話など興味深いものがあり、
実作品のあのリアリティの為に充分な取材がされた事が良く分かりました。
もちろん、倉本先生の話も存分に。先生と中井貴一さんの対談は、かなりのぶっちゃけトークで笑いあり感動もあり。
そして、最後の先生による緒形拳さん追悼のメッセージは心打つものがあります。
作品を観終わった後に感動を再実感するのにお薦めの一冊です。
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