
この熱いドラマに心奪われた人なら、持っていて損のない一冊。
アクションをほぼ封印することにより、逆にそのアクション・シーンが際立った印象を残したジェット・リー。“カッコいい”をはじめとするどんな言葉も追いつかないほど、その男っぷりにさらに磨きがかかったアンディ・ラウ。そして、3人ともに好演であり熱演だったけれど、本当にいい演技をみせてくれた金城武。この3人のビッグネームと共に、『ラヴソング』『月夜の願い』のピーター・チャン監督が挑んだ歴史活劇大作『ウォーロード 男たちの誓い(原題:投名状)』。
エンディング・テーマを熱唱したTHE ALFEE―これは日本限定―のおかげで、「感動してるのに、なぜか顔は半笑い」という不思議な状態で劇場を後にしたものの、間違いなく傑作と呼べる本作の、日本ではこれが唯一の関連書籍のようです。
劇場で売っていたパンフと同じB5サイズで、オールカラー・100ページ強。巻末10ページ分は衣装デザイン画とイメージボードを掲載。
すべて本編撮影中のスチールで、オフショットや撮影風景の類のものはありませんが、パンフに載った写真は、なにしろ小さいサイズのものがほとんどだったので、B5サイズでも大きくバーン! と写真が載っていると、やはり迫力があります。日本公開版には登場しない金城武の弁髪姿も、わずかですが見ることができます。
ただ、小さな活字でついたキャプションと共にストーリーを追う形式をとっていますが、そのキャプションの一部に、多少違和感があります。また「あの場面の、あの表情が欲しい!」という、そのすべてがあるわけではなくて、微妙に抜けている印象です。
それでも、この熱いドラマに心奪われた人なら、持っていて損のない一冊といえます。
最後に。
本作ソフト化の際はぜひ、日本公開版より15分ほど長いという香港版の方で、よろしくお願いします……。
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