
Disk1
資料
メジャーレーベルと思えないような録音の悪さが光ります。グールド、カラヤンの両名だから商品にするのでしょう。
特に、病院の待合室なみにお客の咳がすごくて、集中力がそがれます。
レビュアーがブートレグに例えているのがぴったりで、雑音も含めてのリアリティはあります。かすかに記憶に残っている、古い映画館を思い出しました。
聴くには忍耐と想像力を要求されますが、グールドらしさが抑えられた、ノーマルでロマンチックな演奏が印象的です。
というのも、ライブということと、ピアノが残響たっぷりでソフトに聴こえることが一因かもしれません。
スタジオ録音のシャープで禁欲的なイメージがある人は、一度聴いてみてもいいと思います。
ただ、どうしても聴いておきたいという程ではないです。ファンなら買いという程度で。
マンネリを脱しきれない演奏と音楽
20世紀生まれならば、20世紀の音楽を聴くべきだし、演奏家は演奏すべきであり、こういったベートーヴェンなどのような音楽は、捨て去るべきだと思うのだが・・・。
グールドの演奏は、いたって普通でとるべきところがまったくない。
カラヤンも、お付き合い程度の演奏だった。
シベリウスの音楽も、20世紀を代表する作曲家の癖に懐古趣味的で面白くはない。
カラヤンの演奏も、それなりといったかんじで、触発されるものが何もない。
歴史に残る名盤に成れなかった
名盤に成れなかった理由はただ一つ。
録音の時に客の咳などがダイレクトに入ってしまっていること。
ヘッドホンでは聞けません。
とても悔しく悲しい一枚です
まるでブートレグのような
誰かが客席で盗み録りをしたんじゃないかというくらい盛大に客席のノイズが入ってます。それでより一層、奇跡の競演を唯一録音した未発表海賊版音源という雰囲気が盛り上がってしまうのは私だけでしょうか。音質をとやかく言っちゃあいけないでしょうし、オケも若干ふ抜けた演奏になってしまっているところもありますが、グールドは凛としたグールドです。
<グールド vs カラヤン>の妙味
ピアノ協奏曲第3番は、カラヤン/ベルリン・フィルとの協演で1957年5月26日、ベルリン、ホッホシューレ・ザールでのライヴ録音(モノラル)。当日は、ヒンデミット:交響曲『画家マティス』とカップリングされているシベリウスの交響曲第5番が演奏された。以下は3番について。
面白いことに、バーンスタインとの協演では双方決裂したエピソードが有名であるが、このカラヤン盤では、意外にしっくりと収まっている印象。ある意味、グールドはテンポをキチンと守り優等生的に弾き、カラヤンもこの<若き才能>との暫しの邂逅を楽しんでいるような演奏。一体感を醸成するよりも、お互い気を配りなるべく合わせていこうといったスタンスのライブだが、カラヤン/ベルリン・フィルがここまで美しく追走してくれればグールドも我が儘は言えなかったかも知れない。
前年、グールドはベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.7(第30〜32番)を録音しているが、共通するのは、作曲家の精神へ深く没入せんとする独特の表現<沈下力>。3番では第2楽章ラルゴでそれを聴くことができる。ここでは、カラヤンが実に見事にグルードに合わせている。その一方、第3楽章では文字通りカラヤン流<協奏的>世界を両者で築いている。グールド・ファンならずとも実に楽しめる若き記念碑的1枚。
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