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何故にカラヤンはチャイコ好き?
カラヤンのチャイコフスキー交響曲全集‥カラヤンが1〜3番の初期交響曲を録音してくれるとは思っていなかったので発売当時「驚いた」のを思い出す。ベートーヴェン・ブラームス・モーツァルト等「ドイツ・オーストリア」系の作品を得意とする、「ザルツブルグ」生まれの彼が「何ゆえ」ロシアの大作曲家「チャイコフスキー」を好んで取り上げるのか?カラヤン自身も語っていないし、文献にも記述がないので「憶測」するしかないがこの作曲家特有の「哀愁を帯びた美しい旋律とメランコリックな情緒」がカラヤンを「惹き付け」るのかもしれない‥。演奏はBPOの完璧なアンサンブルと美しいオケの響きにより「充実した演奏」が楽しめる。「悲愴」は後のVPOの「枯れた表現」も美しかったが、こちらのBPOの演奏も「粒の揃った音色・スケールの大きな表現」が素晴らしい名演だ!(同オケ71年録音の情緒あふれる演奏も必聴)初期交響曲は後期に比べカラヤンの「思い入れ」が不足しており演奏も「メリハリ」に欠けるが「オケのアンサンブルが美しい」立派な演奏だ!初期交響曲は「ロストロポーヴィチ・LPO」の演奏が「作曲家への共感」が深く「最も面白く」聴ける。残念ながら「マンフレッド交響曲」が抜けているとはいえ、チャイコフスキー交響曲全集では「最も完成度の高い」カラヤンの代表的な「名録音」だと思います‥!
カラヤン最良の遺産のひとつ
最初に断っておきます。カラヤンの演奏は嫌いです。でも....
このチャイコフスキー交響曲全集でのカラヤン&BPOは、
最初から最後まで集中力を保ち、カラヤンにありがちな
「ゴージャス=ケバケバ、ギラギラ&ユルユル」な雰囲気を封印し、
実に聴きごたえのある名演を成し遂げていると思います。
特にオススメは交響曲第5番。これは数ある録音の中でも指折りの名演と思います。
全盛期のBPOによる演奏は一分の隙もなく、圧倒的なテクニックを
音楽の感動に昇華していきます。そしてそれを引き出しているのは、カラヤンのタクト。
ギラギラになりそうな一歩手前で踏みとどまり、どっしりとした分厚いサウンドを
見事なまでに最上級の緊張感へと誘ってくれるのです。
カラヤンはこれまでに幾度となくチャイコフスキーの交響曲を録音していますし、
最晩年にはウィーンフィルと「悲愴」の名演を成し遂げています。
それほどまでに思い入れのあるからこそ、
これだけ楽曲の本質に迫る演奏をすることができたのかもしれません。
なんにせよ、この全集はファーストチョイスとしてだけでなく、
チャイコフスキー交響曲全集の決定版として推薦することすら
やぶさかではない、実にすばらしい演奏です。
少なくとも.....
チャイコフスキー好きでこの演奏を聴いたことのない人は、
名演について語り切ることはできないと言い切ってよいでしょう。
好悪はともかく、必ず一度は聴いておくべき名盤だと思います。
びっくりするくらい立派な演奏です。
この録音は、カラヤン=ベルリンフィルの正に絶頂期のもので、個々の奏者のテクニック、アンサンブルの正確さ、表現力の豊かさ、音響のパワー、どれをとってもこれ以上の演奏は、正直言って考えられません。音の洪水に身を任せ、薬師丸ひろ子の「ああ、快感!」というセリフ(ちょっと古いね!)を思わず口に出してしまいそうになります。
1〜3番についての評論家の批評は「曲への共感が足りない」などと厳しいものがありますが、一般大衆の私には、「あまり有名でない曲を立派な演奏で聴かせてくれててありがとう!」という感じです。4〜6番については、今さらあれこれいう必要のない名演奏です。
みなさん、素直な気持ちでじっくり聴いてみてください。きっと至福の時が得られますよ。
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